| 原題 | Drug discovery of anticancer drugs targeting methylenetetrahydrofolate dehydrogenase 2. |
|---|---|
| 掲載 | Heliyon |
| 記述言語 | 英語 |
| 著者 | Ayumu Asai, Jun Koseki, Masamitsu Konno, Tatsunori Nishimura, Noriko Gotoh, Taroh Satoh, Yuichiro Doki, Masaki Mori, Hideshi Ishii |
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概要
多くの抗がん剤には重い副作用があるため、健康な細胞への影響をできるだけ抑えられるよう、がん細胞に特有の性質を標的にする必要があります。メチレンテトラヒドロ葉酸脱水素酵素2(MTHFD2)は、がんで特異的に増加していることが報告されています。
本研究では、臨床データを用いてMTHFD2が創薬標的として妥当であることを確かめ、さらにMTHFD2を特異的に標的とする抗がん剤を設計するため、インシリコ(計算機上での)スクリーニングを行いました。臨床データの解析から、MTHFD2はほとんどのがんで正常組織に比べて増加しており、がん患者の予後に影響することがわかりました。
インシリコ創薬の手法によってMTHFD2阻害剤の候補化合物を見つけ、MTHFD2との結合に重要な相互作用を明らかにしました。また、これらの候補化合物はがん細胞内のMTHFD2代謝物の量を減らしました。本研究の成果は、抗がん剤の副作用を最小限に抑えることを視野に入れた、MTHFD2を標的とする抗がん剤の開発に役立つと考えられます。