研究成果

研究論文(学術雑誌)

胎児肝細胞由来の培養上清はマウスモデルにおいて脂肪細胞を胆管細胞系譜へと分化させる

胎児肝細胞由来の培養上清はマウスモデルにおいて脂肪細胞を胆管細胞系譜へと分化させる

原題

Fetal hepatocyte-derived culture medium elicits adipocyte differentiation to bile duct cell lineages in a mouse model.

掲載

Biomedical reports

記述言語

英語

著者

Hisataka Ogawa, Masamitsu Konno, Koichi Kawamoto, Naohiro Nishida, Jun Koseki, Tsunekazu Mizushima, Taroh Satoh, Hidetoshi Eguchi, Yuichiro Doki, Masaki Mori, Hideshi Ishii

DOI

https://doi.org/10.3892/br.2018.1080

PubMed

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29732151

PubMed Central

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5920683

概要

発生段階にある胎児の細胞は、成体の組織とは異なる仕組みで働いており、生後の医療において再生医療の有用な資源となる可能性がありますが、その正確な分子メカニズムはまだ十分に解明されていません。

本研究では、マウスの胎児肝細胞を試験管内で培養し、その上清を用いてマウスの脂肪組織由来細胞を培養しました。その結果、胎児肝細胞由来の培養上清は、マウスの脂肪組織由来細胞を、肝細胞系譜ではなく胆管細胞系譜へと分化させることがわかりました。

これは、胎児の細胞が成体ではすでに失われている多分化能をもっていることを示しており、将来の再生医療に役立つ可能性があります。

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