| 原題 | MicroRNA profiles involved in trifluridine resistance. |
|---|---|
| 掲載 | Oncotarget |
| 記述言語 | 英語 |
| 著者 | Kenta Tsunekuni, Masamitsu Konno, Ayumu Asai, Jun Koseki, Takashi Kobunai, Teiji Takechi, Yuichiro Doki, Masaki Mori, Hideshi Ishii |
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概要
トリフルリジン(FTD)は、標準化学療法が効かなくなった転移性大腸がんの治療に承認されている新しい経口抗腫瘍薬トリフルリジン/チピラシルの主要成分です。本研究では、FTD耐性の原因を調べるため、3つの大腸がん細胞株のマイクロRNA解析を行いました。
DLD-1、HCT-116、RKOの各細胞にFTDを5か月間、量を増やしながら投与し続けて薬剤耐性亜株を作製しました。染色体9q22.32に位置するlet-7d-5p遺伝子は、FTD耐性のDLD-1亜株で発現が低下していました。DLD-1細胞は、let-7d-5pをノックダウンするとFTDへの耐性が強まり、過剰発現させると感受性が高まりました。
FTD耐性亜株は5-フルオロウラシル(5-FU)には交差耐性を示さず、let-7d-5pの過剰発現やノックダウンによる5-FU感受性への影響はわずかでした。これらのデータは、let-7d-5pが5-FUではなくFTDへの感受性を高めること、そしてlet-7d-5pが治療感受性の臨床マーカーとなりうることを示しています。