| 原題 | Tumour-suppressive function of SIRT4 in human colorectal cancer |
|---|---|
| 掲載 | BRITISH JOURNAL OF CANCER |
| 記述言語 | 英語 |
| 著者 | M. Miyo, H. Yamamoto, M. Konno, H. Colvin, N. Nishida, J. Koseki, K. Kawamoto, H. Ogawa, A. Hamabe, M. Uemura, J. Nishimura, T. Hata, I. Takemasa, T. Mizushima, Y. Doki, M. Mori, H. Ishii |
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概要
【背景】ミトコンドリアに局在するSIRT4は、代謝、ストレス応答、寿命などさまざまな細胞過程で重要な役割を果たすNAD依存性酵素サーチュインファミリーのなかで、最も解明が進んでいないメンバーの一つです。その機能を明らかにし、ヒトのがんにおける臨床的意義を評価した研究はわずかしかありません。
【方法】SIRT4を過剰発現する大腸がん細胞株(SW480、HCT116、HT29)を樹立し、増殖、遊走、浸潤への影響と、腫瘍の浸潤や転移を負に制御するE-カドヘリンの発現を調べました。また、大腸がん検体におけるSIRT4の発現と、予後を含む臨床病理学的特徴との関連を免疫組織化学で評価しました。
【結果】SIRT4は、大腸がん細胞のグルタミン代謝を阻害することで、E-カドヘリンの発現を高め、増殖、遊走、浸潤を抑えました。さらに、大腸がんにおけるSIRT4の発現は浸潤と転移の進行に伴って低下し、SIRT4の低発現は予後不良と相関していました。
【結論】SIRT4はがん抑制機能をもち、大腸がんの新たな治療標的となる可能性があります。