| 原題 | MicroRNA-1246 expression associated with CCNG2-mediated chemoresistance and stemness in pancreatic cancer |
|---|---|
| 掲載 | BRITISH JOURNAL OF CANCER |
| 記述言語 | 英語 |
| 著者 | S. Hasegawa, H. Eguchi, H. Nagano, M. Konno, Y. Tomimaru, H. Wada, N. Hama, K. Kawamoto, S. Kobayashi, N. Nishida, J. Koseki, T. Nishimura, N. Gotoh, S. Ohno, N. Yabuta, H. Nojima, M. Mori, Y. Doki, H. Ishii |
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概要
【背景】膵がんは化学療法への抵抗性が高く再発しやすいため予後が悪く、これらの性質はがん幹細胞(CSC)によるものと考えられています。マイクロRNA(miRNA)は、がん幹細胞に関わるがんの進行のさまざまな分子機構を調節しています。本研究は、候補となるmiRNAを同定し、その臨床的意義を明らかにすることを目的としました。
【方法】ゲムシタビン耐性のPanc1細胞を樹立し、スフェア形成によってがん幹細胞様の性質を誘導しました。マイクロアレイ解析で候補miRNAを選び、過剰発現とノックダウンの実験で試験管内の細胞増殖と生体内の腫瘍形成能を評価しました。さらに、24例の膵がん検体について、レーザーマイクロダイセクション後の発現と免疫組織化学染色を調べました。
【結果】膵がん細胞の試験管内での薬剤感受性は、CCNG2を介してmiR-1246の発現に応じて変化しました。生体内では、miR-1246が腫瘍形成能を高め、薬剤耐性を誘導することがわかりました。miR-1246の高発現は予後不良と相関し、そうした患者ではCCNG2の発現が有意に低くなっていました。
【結論】miR-1246の発現は、CCNG2を介して化学療法耐性とがん幹細胞様の性質に関連しており、膵がん患者の予後不良を予測しうることが示されました。