研究成果

研究論文(学術雑誌)

一分子RNAシーケンシングによるm6Aと5mCの同時検出

一分子RNAシーケンシングによるm6Aと5mCの同時検出

原題

Single-molecule RNA sequencing for simultaneous detection of m6A and 5mC.

掲載

Scientific reports

記述言語

英語

著者

Takahito Ohshiro, Masamitsu Konno, Ayumu Asai, Yuki Komoto, Akira Yamagata, Yuichiro Doki, Hidetoshi Eguchi, Ken Ofusa, Masateru Taniguchi, Hideshi Ishii

DOI

https://doi.org/10.1038/s41598-021-98805-z

PubMed

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/34588546

PubMed Central

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8481274

概要

エピトランスクリプトミクスは、トランスクリプトームに機能的な変化をもたらすRNA塩基修飾を研究する分野で、近年活発に研究が進められています。しかし、トランスクリプトーム全体にわたってRNA塩基修飾を網羅的に調べるためのシーケンシング手法の開発が、大きな課題となってきました。

私たちはこれまでに、がん細胞の増殖や抑制に関わるN6-メチルアデノシン(m6A)や5-メチルシチジン(5mC)といった、マイクロRNA(miRNA)のRNA塩基修飾を読み取る一分子量子シーケンサーを提案してきました。本研究では、大腸がん細胞から抽出したhsa-miR-200c-5pの5mCとm6Aを調べ、メチル化の部位と割合を決定しました。得られたデータは、質量分析で求めた値と同等でした。

さらに、配列中の各部位におけるシチジンとアデノシンのメチル化率と、その相互の関係を評価しました。その結果、シチジンとアデノシンのメチル化は、近くの塩基のメチル化によって促進されることが示唆されました。

本研究は、さまざまなRNA塩基修飾をRNA配列の文脈の中で読み取るための、確かな新しいツールを提供するものです。

最近の記事
  1. ホームページを公開しました
カテゴリー
Select Month
PAGE TOP