研究成果

研究論文(学術雑誌)

網羅的な実験的背景にもとづくがん生物学のための計算解析

網羅的な実験的背景にもとづくがん生物学のための計算解析

原題

Computational analyses for cancer biology based on exhaustive experimental backgrounds

掲載

Cancer Drug Resistance: Drug resistance and cancer stem cell

記述言語

英語

著者

Jun Koseki, Masamitsu Konno, Hideshi Ishii

DOI

https://doi.org/10.20517/cdr.2019.33

PubMed

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/35582594

PubMed Central

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8992519

概要

抗腫瘍薬による治療はがん治療で非常に重要な役割を果たしていますが、化学療法への耐性は深刻な問題です。がん遺伝子、がん抑制遺伝子、DNAの変異と修復、オートファジー、がん幹細胞性、ミトコンドリア代謝とその変化など、さまざまな観点から化学療法耐性の原因を理解し検証する研究が数多く行われてきました。

現在では、病院の医療データだけでなく、インターネット上に公開されたビッグデータも存在しており、生物学や医学における計算科学の重要性は大きく高まっています。こうした医療データの統計的・数理的な解析と従来の実験を組み合わせることで、多くの研究者が、生体の代謝とがん治療における化学療法耐性とのあいだに強い関係があることを近年示してきました。

たとえば、一炭素代謝を担う葉酸代謝やポリアミン代謝は、がんとの関わりで注目を集めており、これらの代謝が化学療法への耐性を引き起こすことに関わっている可能性が示唆されています。

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