| 原題 | CD10 as a novel marker of therapeutic resistance and cancer stem cells in head and neck squamous cell carcinoma |
|---|---|
| 掲載 | BRITISH JOURNAL OF CANCER |
| 記述言語 | 英語 |
| 著者 | T. Fukusumi, H. Ishii, M. Konno, T. Yasui, S. Nakahara, Y. Takenaka, Y. Yamamoto, S. Nishikawa, Y. Kano, H. Ogawa, S. Hasegawa, A. Hamabe, N. Haraguchi, Y. Doki, M. Mori, H. Inohara |
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| PubMed | |
| PubMed Central |
概要
【背景】がん幹細胞(CSC)は治療の失敗の原因となります。しかし頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)では、がん幹細胞の同定や抵抗性における役割はまだ確立されていません。
【方法】3つのHNSCC細胞株(FaDu、Detroit562、BICR6)をシスプラチンまたは放射線で処理し、新しい細胞表面抗原アレイLyoPlateで細胞表面抗原を解析しました。処理後に高発現していた抗原の発現量を、シスプラチン耐性のDetroit562細胞とその親株でさらに比較し、候補抗原とがん幹細胞の性質(スフェア形成と生体内での腫瘍形成能)との関連も調べました。
【結果】処理したすべての細胞株でCD10、CD15s、CD146、CD282が増加しており、シスプラチン耐性細胞株ではとくにCD10の増加が顕著でした。FACSで分離すると、CD10陽性の亜集団はCD10陰性の亜集団よりもシスプラチン、フルオロウラシル、放射線に抵抗性で、試験管内でのスフェア形成能と生体内での腫瘍形成能も高くなっていました。さらにCD10陽性の亜集団は、がん幹細胞マーカーOCT3/4をCD10陰性の亜集団より高いレベルで発現していました。
【結論】CD10はHNSCCの治療抵抗性とがん幹細胞様の性質に関連しており、難治性HNSCCの治療における標的分子となる可能性があります。