| 原題 | The combination of the expression of hexokinase 2 and pyruvate kinase M2 is a prognostic marker in patients with pancreatic cancer. |
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| 掲載 | Molecular and clinical oncology |
| 記述言語 | 英語 |
| 著者 | Hisataka Ogawa, Hiroaki Nagano, Masamitsu Konno, Hidetoshi Eguchi, Jun Koseki, Koichi Kawamoto, Naohiro Nishida, Hugh Colvin, Akira Tomokuni, Yoshito Tomimaru, Naoki Hama, Hiroshi Wada, Shigeru Marubashi, Shogo Kobayashi, Masaki Mori, Yuichiro Doki, Hideshi Ishii |
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| PubMed | |
| PubMed Central |
概要
代謝は、膵がんの生物学的に悪性なふるまいを決めている可能性があります。がん患者におけるがん代謝の意義と予後予測の価値を調べるため、膵管がんの根治切除を受けた36人の患者の手術検体で、嫌気的解糖の2つの重要な酵素、ヘキソキナーゼ2(HK2)とピルビン酸キナーゼM2アイソザイム(PKM2)の発現を調べました。HK2-解糖の経路は、陽電子放射断層撮影(PET)による腫瘍の臨床画像診断の鍵となる仕組みです。
HK2とPKM2の免疫組織化学染色を行い、データを統計解析して予後予測力を評価しました。HK2の染色は患者の42%で陰性、58%で陽性、PKM2の染色は56%で陰性、44%で陽性でした。HK2陽性は病理学的T因子の進行と相関していました(pT3対pT1・pT2、P=0.017)。単変量解析では、HK2とPKM2の陽性、病理学的病期(pT3対pT1・pT2)、リンパ節転移が予後不良と有意に相関していました(P<0.03)。
多変量解析では、病理学的リンパ節転移が全生存期間の独立した予後因子で、HK2とPKM2の陽性は境界域の有意性を示しました(P=0.08、0.12、ハザード比2.57、2.16)。さらに、HK2とPKM2がともに高発現している組み合わせは有意でした(P<0.05)。これらの結果は、根治切除時の手術検体におけるHK2とPKM2の発現、とくにその組み合わせが、膵がん患者の不良な臨床転帰を予測しうることを示唆しています。