研究成果

研究論文(学術雑誌)

炭素イオン線に耐性を示すげっ歯類細胞はトリフルオロチミジンへの感受性が高まる

炭素イオン線に耐性を示すげっ歯類細胞はトリフルオロチミジンへの感受性が高まる

原題

Carbon ion beam radioresistant rodent cells are sensitized to trifluorothymidine exposure.

掲載

Oncology letters

記述言語

英語

著者

Sung-Jae Baek, Katsutoshi Sato, Naohiro Nishida, Jun Koseki, Kazuhiko Hayashi, Koichi Kawamoto, Masamitsu Konno, Yuichiro Doki, Masaki Mori, Kazuhiko Ogawa, Hideshi Ishii

DOI

https://doi.org/10.3892/ol.2018.9004

PubMed

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30127939

PubMed Central

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6096145

概要

炭素イオン線をはじめとする荷電粒子線治療は、ヒトのがん治療における最先端の技術ですが、この種の治療に対する細胞の抵抗性の分子メカニズムはまだわかっていません。また、細胞の抵抗性を克服するのに最も効果的な化学療法薬もわかっていません。

本研究では、炭素イオン線に耐性を示すげっ歯類の細胞を作製し、デオキシチミジンの誘導体であるトリフルオロチミジン(FTD)への感受性を調べました。その結果、炭素イオン線耐性細胞は、X線耐性細胞に比べてFTDへの感受性が高いことがわかりました。

本研究の結果は、FTDが炭素イオン線への抵抗性に関わっていることを示唆しており、難治性のヒトのがんに対する荷電粒子線治療への細胞抵抗性について、さらなる研究を促すものです。

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