| 原題 | COVID-19 Drug Discovery Using Intensive Approaches. |
|---|---|
| 掲載 | International journal of molecular sciences |
| 記述言語 | 英語 |
| 著者 | Ayumu Asai, Masamitsu Konno, Miyuki Ozaki, Chihiro Otsuka, Andrea Vecchione, Takahiro Arai, Toru Kitagawa, Ken Ofusa, Masami Yabumoto, Takaaki Hirotsu, Masateru Taniguchi, Hidetoshi Eguchi, Yuichiro Doki, Hideshi Ishii |
| DOI | |
| PubMed | |
| PubMed Central |
概要
2019年12月に中国で重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)による感染症が報告されて以来、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は世界規模で広がり、世界保健機関(WHO)が警告を出す事態となりました。SARS-CoV-2を標的とする新しいワクチンや薬剤の開発が進められていますが、本総説では、臨床試験中、あるいはSARS-CoV-2への拮抗作用が提案されている治療薬についての情報をまとめます。
重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こす株を含むほかのRNAコロナウイルスへの対応から得られた知見にもとづけば、既存薬の転用(ドラッグ・リパーパシング)は有望な戦略になりえます。いくつかの抗ウイルス療法はウイルスの複製サイクルを阻害したり症状を和らげたりできるため、SARS-CoV-2に対する抗ウイルス薬の臨床開発では、RNAウイルスに特有の仕組みが重要になります。
現在市販されているいくつかの薬剤が重症COVID-19の有効な治療薬となりうることから、標準治療がない場合の将来のパンデミックや、RNAウイルスによるほかの感染症にも役立つ可能性があります。